こんにちは、こばぱぱの親友で心理学・科学・雑学大好きしゅんぞうです!!
今回は「なぜ、車のなかで本を読むと、乗り物酔いするのか」を解説します。
私は小学生時代、ずっと乗り物酔いをしていました。(今でも山道や船は苦手です)
ですので、バスでの遠足や田舎(父の実家)に帰る時は、すごくすごく嫌でした。
ある日、おばあちゃんが「漫画の本読んでたら乗り物酔いしない!だって集中してるから!!」と(知恵袋的な?)アドバイスをしてくれたので、ワラにもすがる思いで試しました。
結果は言うまでもありませんが、いつも以上に気持ち悪くなり、吐きまくりました・・・(汚くてすいません)
みなさんはそうならないように、この機会に乗り物酔いのメカニズムを知りましょう!!
情報の不一致
人が自分のいる位置を把握しようとする時、脳は視覚・触覚・関節位置覚(自分の体の関節がどのような方向にあるか認知する感覚)・内耳・本人の予測など、さまざまな部分からの情報を総合して判断します。
特に重要なのは内耳です。
内耳は左右の回転運動とまっすぐな移動の両方を測るセンサーを備えているからです。
ほとんどの場合は、内耳がキャッチした情報と本人の予測はピタリと一致します。
乗り物酔いをするのは、この情報が一致しないときです。乗り物酔いを起こすと、めまい・吐き気・嘔吐などの症状が出ます。
例えば、車の後部座席で本を読んでいるとしましよう。
あなたの目は本に注がれていますが、視野の端は車の内部をとらえており、そこからは「私は動いていない」という情報が入ってきます。
ところが、車は実際には動いているので、揺れたり、向きを変えたり、速度を変えたりします。
つまり、耳からは「いや、私は動いているよ」という情報が脳に伝わるのです。
移動中の車内で本を読むと乗り物酔いしやすいのは、こうして情報の不一致が生じるためです。
ですから、乗り物酔いしそうだと思ったら、本を読むのをやめて、窓の外を見ましょう。
車を運転する人は滅多に乗り物酔いをしません。
それは、運転している人も耳や目、触覚から入ってくる情報が正確だということもあるのですが、自分自身で車をコントロールしているために、いつ車が曲がり、加速し、減速するかをあらかじめ予測できるというのも大きな理由です。
運転席にいることで、車の動きに伴う自分の体の動きについてもより正しく予測できるわけです。
というわけでこれからは車で絶対に本を読まないようにしましょう!!
任天堂 スイッチとかも絶対ダメですね!!もし、お子さんがしたいと言ってもさせないようにしましょう!!
おばあちゃんは何を根拠に言ってたのだろう・・・。笑
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
参考文献:サイエンティフィック・アメリカン編集部(2004)そうだ!科学の先生に聞いてみよう-大人がグッとつまる子どもの質問90