雑学王『しゅんぞう』

【雑学】「え、こんな顔?」写真うつりと実物がちがうワケ

こんにちは、こばぱぱの親友で心理学・科学・雑学大好きしゅんぞうです!!

今回は「なぜ、写真うつりと実物がちがうのか?」を解説します。

みなさん、一度は思ったことありますよね?

「この写真にうつっているのは俺なんかじゃない!なんでこんなにカッコ悪いんだ?鏡と違うじゃないか」
写真を見ると、ときどきこういうことが起きます。

なぜ、多くの人が鏡にうつった自分は好きなのに、写真にうつった自分が嫌いなのでしょうか?

 

答えは単純接触効果

写真にうつった自分が嫌いな要因はいくつかあります。
中でも、一番大きく関わってくるのが、「単純接触効果」です。

対象がなんであれ、心理学的にヒトは目にする回数が少ないものより、多いものを好む傾向にあります。

この効果は言葉や絵、音、写真、幾何学的な図形でさえも実証されています。

さらには、この効果はヒト以外の種でも見られます。
実験では、なんとサルからニワトリにいたるまで、くり返し与えられた刺激のほうを好むという結果が出ています。

どんな人であれ、自分の顔を鏡や窓にうつったイメージで認識することが多いはずです。
つまり、あなたの中の「実物」のイメージは鏡や窓にうつったものと言えます。

ただし、鏡にうつるあなたのイメージは第三者があなたを見るイメージとは違います。
なぜなら、すべてが左右反転しているからです。

写真にうつるあなたは、鏡でいつも見ているイメージではなく、第三者があなたを見ているイメージなのです。
だから、写真を見た瞬間、あなたの脳はいつもとは見慣れない自分を目の当たりにして、「何かがおかしい」「イケてない」と考えるのです。

 

例えば、こんな実験があります。
被験者に自分の顔写真を2枚(A「鏡にうつった顔を撮った写真」とB「カメラで撮った写真」。どちらか教えずに)見せ、どちらが好きか尋ねます。

その結果、被験者自身「A(鏡にうつった顔)の方が好き」と答えた人が圧倒的に多かったのです。

ところが、被験者の友人「B(カメラで撮った)の方が好き」と答えた割合が高かったのです。
ということは、もしかすると、恋人や知り合いに鏡にうつった自分の姿を見せたら「イケてない」と思われるかもしれません。

鏡のまえだと、あなたは姿勢や髪型、笑いかたを好きなように変えられます。
しかし、写真だとそういうわけにはいきません。
だから、写真にうつった自分が好きになれないということもあるかもしれません。

人は実際よりも自分が魅力的だと思いたがる傾向にあります。

また、写真は平面だが、鏡で見る自分は立体です。2Dのイラストと3Dのイラストを見たとき、同じイラストでも受ける印象が全く違うことも、写真と実物の印象を大きく変える一因となっています。

 

 

というわけで鏡などで見慣れている顔に愛着を持っていたんですね!!
なので、私たちが思っているほど、実際は写真うつりは悪くないのかもしれませんねー!!

どちらにせよ、写真より実物の方がイケてるいるはずです!!
自身を持っていきましょう!!

 

 

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました

 

 

参考文献:ミッチェル・モフィット、グレッグ・ブラウン いきなりサイエンス 日常のその疑問、科学が「すぐに」解決します(2017) 文響社

 

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