こんにちは、心理学・科学・雑学大好きしゅんぞうです!!
今回はいろんな勉強方法の中で、1、効果が高い 2、根拠がある 3、簡単ですぐにできる ものをまとめました。
今日から効率的な勉強方法を実践し、他の人と差を付けよう♪
効率の良い勉強法5選
① クイズ化
② 分散学習
③ 自己解説
④ ティーチング・テクニック
⑤ イメージング
クイズ化
覚えたい情報をクイズにして、自分の記憶度をテストしてみる方法
単語カード、テキスト暗唱、模擬テスト、問題集などはクイズ化の代表例です。
心理学の世界では「検索練習」とも呼ばれる手法で、過去の研究によれば単なるテキストの再読と比べて、およそ50%~70%も記憶の定着率が上がることが分かっています。
例)ノートを取るときもクイズ化を使う
1.テキストを読んで「ここをまとめたい」と思ったら、いったん本を閉じる。
2.まとめたい内容を思い出しながらノートに書き出す。
テキストを見ながらノートを取っても、脳に情報は定着しません。読み取った情
報を頭の中で思い出しつつ、「○○には3つの特徴があったよなぁ・・・。1つは△△で・・・」などと考えながら書き出すのが重要なポイントです。
分散学習
復習の間隔を少しずつ伸ばすテクニック
アメリカで行われた実験から、復習する一番良いタイミングは「忘れたころ」だということが解っています。人間の脳は進化の過程において、できるだけ無駄なエネルギーを使わないように発達してきました。そのため、忘れないうちに復習を行うと脳は「すでに知っている情報だから記憶しなくてもいいな・・・」となります。一方で忘れたころに復習をした場合は「わざわざ思い出そうとしているということは、大切な情報に違いない。記憶しておこう!」となるのです。
分散学習では、ベクトルの勉強をしたらいったん他の科目に移り、3日後にまた、ベクトルの学習に戻るといった手順をくり返します。
このステップをふむと、「3日前にやったベクトルの公式は何だったかな?」と思い出す状態がつくり出され、ここで初めて勉強の内容が頭に刻み込まれてい
く訳です。
例)復習のタイミング
1.最初の復習は2日後に行う
2.2回目の復習は2週間後に行う
3.3回目の復習は2カ月後に行う
(記憶した情報の量が90%まで減ったタイミングで復習を行うようにするための目安)
自己解説
「WHY」と「HOW」の質問をくり返し、自問自答する方法
勉強で学んだ内容について、自問自答を繰り返しつつ理解を深めていくというのがこのテクニックのポイント。いったん基本的な学習を終えた後で、復習の
ために使う時に効果的です。
一般的な「自己解説」のステップは次のようになります。
1.学びたい内容のリスト化
頭に入れたい内容をシンプルな文章にまとめてリストにします。
「第二次世界大戦の流れを覚える」「神経の仕組みを理解する」のように、それぞれのテーマを簡潔に表現してください。
2.「WHY」と「HOW」の質問
リストアップしたテーマについて、それぞれ「原因(WHY)」または「メカニズム(HOW)に関する質問を自分に投げかけます。「第二次世界大戦はなぜ起きたのか?(WHY)」や神経はどのように情報を伝達しているのか?(HOW)」
3.確認テスト
ステップ2で作った質問の答えを紙に書き出して、正しいかどうかを確認
します
例)「神経の仕組みを理解する」の場合
「ニューロンはどうやって情報を取り出してるんだっけ?(HOW)えーと、確か樹状突起が他のニューロンから信号を受け取って、それが軸索を通っていくんだよなぁ・・・。あれ?そうなると、軸索から他の樹状突起に情報がいくのはなぜだっけ?(WHY)これはじかに信号がやり取りするんじゃなくて、シナプスの間を科学的な信号が・・・」
このように、自分で作った質問に自分で答えていき、その間に新たな質問が湧いたら、また別の質問をつなげていきます。どうしても説明が思いつかないレベルまで行きついたところで終えてください。(適当なところでストップしても構いません。)
ティーチング・テクニック
自分が勉強した内容を他人に説明してみる方法
効果の高さについては心理学の世界で一定の評価があり、1980年代にフランスのマーティン博士が提唱して以降、複数の実験で学力向上のメリットが確認されてきました。
他人にうまく説明するためには、まず自分がしっかりと内容を理解する必要があるし、相手に正しく伝えねばならないプレッシャーのせいで勉強のモチベーションも高まります。
例)教えるつもり勉強法(実際に他人に説明しなくても大丈夫!教えるつもりで勉強しただけでも効果あり!)
2014年、ワシントン大学の学生たちを2つのグループに分けて実験を行いました。
1.「この後にテストがある」と思いながら勉強する
2.「この後で他の学生に教えなければならない」と思いながら勉強する
その後で両グループに確認テストを受けさせたところ、結果は予想以上で「他の学生に教えなければ」と思いながら勉強したグループは、内容を正確に思い出す確率が28%も高く、とくに重要な情報ほど記憶に残っていたのです。
私たちは人に何かを教えなければならないと思うと、反射的に問題のポイントを探して整理し始めます。そうした学習の姿勢が、自然と受け身ではなく能動的になったからである。
ソロモン・イメージング
何らかのシーンを頭に思い描いて学習を促進するテクニック
旧約聖書に登場する賢人ソロモン王は深い知恵を持っていたのにプライベートでは失敗の多い人物として描かれています。賢人でありながら、自分の客観的な視点を持てずにヘマばかりしていたのです。
「ソロモン・イメージング」は、そんなエピソードにちなんで考案されたテクニックです。
例)「もし親しい友人が同じ問題に取り組んでいたら、どのように考え、どのような解き方をするだろう?」と考えてみる
ある研究によれば、これだけで被験者は問題への理解を深め、総合的な判断を下せるようになりました。実に手軽で使いやすい手法だと言えるでしょう。
「もし友人だったらどうする?」と思うことで、目の前の問題が他人事になって心の余裕が生まれ、最終的に理解レベルが高くなったという訳です。
というわけで、以上が効率の良い勉強法となります。
効率が良く、実践しやすい方法をピックアップしました。
また、効率の良い勉強方法に共通していることは授業を聞きながらノートを取るような受け身の姿勢ではなく、進んで頭を使いながら学ぶということです。
今後「どんな勉強法がいいか」迷うことがあれば、上記の勉強方法を参考に積極的(アクティブ)に学習(ラーニング)しているかできているかどうか」考えながら勉強してみてください。
なお、「効率の悪い勉強方法」もまとめてますので、気になる方は見てください!!
ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました。
参考文献:メンタリスト DaiGo(2019)超効率勉強法 学研プラス